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【求人票の書き方】応募が来ないのはコレが原因かも?ハローワーク対策完全ガイド

採用

「求人票を出したのに応募が全く来ない」「ハローワークだから仕方ないのかな」と感じていませんか?

私も営業をする中で、「ハローワークって人来ないよね」、「もうハローワークからの採用は諦めてる」という声おを何度も耳にしました。

実は、応募が集まるかどうかは“内容”よりも“伝え方”に左右されることが多いです。この記事では、ハローワーク求人票で応募が来る書き方と改善ポイント、成功事例、よくある失敗例、Q&A、使えるテンプレートまでまとめて解説します。

「応募ゼロで悩む」状況を今すぐ脱却したい中小企業の経営者や奥さま、採用担当の方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

結論:求人票は“会社の営業ツール”

求人票は、ただ情報を記載するだけの書類ではありません。「会社の魅力を伝え、求職者に興味を持ってもらうための営業ツール」として捉えることが重要です。

どれだけ待遇や条件が良くても、それが求人票で“伝わらなければ”応募は集まりません。「なぜこの職場で働くといいのか」「どんな人に合っているのか」「自分でもやれそうだと感じるか」まで意識した表現が、採用成功のカギとなります。

実際、私が前職で支援してきた企業様の中には求人票の書き方や見せ方を少し変えるだけで、応募数が2倍3倍に増えた事例が多くあります。

会社の強みや雰囲気を“伝える努力”を怠らず、求職者の心を動かすことが何より大切です。

伝え方一つで応募が劇的に変わる理由

なぜ求人票の伝え方で結果が変わるのでしょうか?

その理由は「求人票が、会社と求職者の最初で唯一の接点」だからです。特にハローワークの場合、何百件もの求人情報の中から、あなたの会社が選ばれる必要があります。

そのためには、一目で仕事内容や職場の雰囲気が伝わること、求職者が「自分でもできそう」と感じられることが何よりも重要です。

逆に、内容が抽象的だったり、実際の働く姿がイメージできない求人票はスルーされてしまいます。

また、福利厚生や休暇制度、勤務時間など「生活に直結する情報」が曖昧な場合も、せっかく興味を持った求職者が応募を断念してしまうことがあります。

  • 仕事内容が“抽象的”だとミスマッチが起こりやすい
  • 「働き方」や「雰囲気」が伝わらないと不安になる
  • 応募条件が厳しすぎたり、わかりづらいと敬遠される

これらの課題はすべて「伝え方の工夫」でカバーできます。
会社の良さや職場環境を正直に、分かりやすく伝えることで、応募数も応募者の質も大きく変わります。

具体例・事例・よくある失敗パターン

【成功事例1】職場の雰囲気を“具体的な言葉”で伝える

「社長も交えて全員で昼食をとる、風通しの良い職場です」「未経験から入社したスタッフも多数活躍中」など、実際の職場の雰囲気や働き方を具体的に記載した結果、応募数が従来の3倍以上に増えた事例があります。

「ここなら安心して働けそう」「自分にも合いそう」とイメージしやすい求人票は圧倒的に選ばれやすいです。

【成功事例2】仕事内容を“箇条書き&数値”で明確に

仕事内容を「電話対応(1日5~10件)」「請求書の作成(フォーマットあり)」「簡単なパソコン入力(Excel使用)」と具体的に記載。

さらに「PC未経験でも丁寧に教えます」と補足することで、幅広い層からの応募が増加しました。「抽象的な表現」を「数値や具体的作業」に置き換えるだけで、求人票の説得力は一気に上がります。

【成功事例3】手取りイメージ&柔軟な働き方を記載

給与の記載で「月給180,000円~(手取り目安150,000円~)」と実際の手取り例を加えたり、「お子さんの学校行事等、急なお休みにも柔軟に対応します」と書くことで、子育て世代からの応募が大幅に増加したケースもあります。

生活に直結する情報を“具体的に”伝えることは、とても重要です。

【よくある失敗例】

  • 「仕事内容:事務全般」「詳細は面接で」だけ→応募者がイメージできず敬遠される
  • 「経験者のみ」「総務経験5年以上必須」など条件が厳しすぎる→母数が激減
  • 「給与応相談」→手取りのイメージが湧かず応募につながらない
  • 職場の雰囲気や特徴の記載がない→他社との差別化ができない

解決策は、必ず「なぜ?」「どんな?」に答える具体的な言葉を加えること。
求職者が「この会社で働く自分」を想像できる求人票が応募を増やします。

【今すぐ使えるテンプレート】

  • キャッチコピー:未経験から事務デビュー!土日祝休み・残業なしのアットホームな職場
  • 募集の背景:業績好調による増員募集。スタッフみんな仲が良く、長く働きたい方にピッタリです。
  • 仕事内容:
    • 電話対応(1日平均5~10件)
    • 請求書の作成(フォーマットあり)
    • パソコン入力(Excel・基本操作OK)
    • 郵便物の仕分け、簡単な庶務業務
    • 未経験の方も丁寧にサポート
  • 応募条件:
    • 基本的なExcel操作(四則演算レベル)
    • 人と接することが好きな方歓迎
  • 給与・勤務時間・休暇:
    • 月給180,000円~(手取り目安150,000円~)
    • 9:00~17:30(残業ほぼなし)
    • 土日祝休み
    • お子さんの学校行事等、急なお休みにも対応可
  • 福利厚生:
    • 社会保険完備
    • 交通費支給
    • 無料の飲み物あり
  • 会社の雰囲気・特徴:
    • 社長を含めて全員で昼食を取る、風通しの良い職場です
    • 未経験から入社したスタッフも多数活躍中
  • 応募方法:
    • ハローワークを通じてご応募ください
    • ご質問もお気軽にお電話ください

【Q&A・よくある質問】

Q. 求人票に書く内容は多い方が良いですか?
A. 必須事項はしっかり書き、読まれる部分だけ丁寧に。内容を盛り込み過ぎると要点が伝わらなくなるので注意。大事なのは「求職者が知りたいことを分かりやすく」伝えることです。

Q. 未経験歓迎と書いても本当に応募が来ますか?
A. はい、むしろ書きましょう。特にハローワーク利用者は未経験からチャレンジしたい方も多いため、安心できるフォロー体制やサポート体制も明記すると、応募が増えやすい傾向があります。

Q. 小さな会社でも応募は来る?
A. 会社規模より「雰囲気」「働きやすさ」「具体的な仕事内容」を伝える方が大切です。家族的な雰囲気や柔軟な働き方など、小規模事業所ならではの魅力も積極的にアピールしましょう。

まとめ&最終チェックリスト|明日からできる改善ポイント

求人票は“自社の魅力”を最大限に伝える営業ツールです。

内容だけを埋めて提出して終わりにせず、「求職者の立場で読み直す」「具体的な事例やイメージを添える」「強みや働き方の特徴をしっかりアピールする」ことを今日から実践してください。

内容が少し変わるだけで、応募数も応募者の質も大きく変化します。迷ったら、下記チェックリストを参考に自社の求人票を見直してみましょう。

▼ 最終チェックリスト

  • 仕事内容は具体的・明確に書かれているか?
  • 会社の雰囲気や魅力が伝わる言葉があるか?
  • 求職者が安心できる情報(給与・手取り・休暇など)が載っているか?
  • 未経験歓迎やサポート体制が記載されているか?
  • 募集背景や会社の特徴も説明されているか?
  • 応募方法は分かりやすく書かれているか?

「この会社で働いてみたい」と思わせる求人票こそが、採用成功の第一歩です。この記事とテンプレートを活用し、ぜひ御社の求人票をアップデートしてください。


さらに詳しいOK・NG事例やワークシートは、noteでも配布中です。実際に使えるPDFテンプレートもご用意しています。

noteで求人票テンプレートをチェックする

【参考リンク】
ハローワークインターネットサービス(厚生労働省)
厚生労働省 公式サイト

また、今回の記事に合わせて採用には不可欠な労務整備や、ハローワーク以外の求人サイトの説明などもしていますので合わせて参考にしてみてください。

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