「がんばって申請書を書いたのに落ちた…」
「専門家に相談したら“中身が弱い”と言われた…」
この記事では、補助金申請でよくある“落ちる理由”と、次こそ採択されるための改善ポイントを解説します。
中小企業・小規模事業者の方でも、自分たちで申請できるようになるための実践的な内容です。
そもそも補助金申請は“プレゼン”である
補助金は「提出すればもらえるもの」ではなく、「事業の必要性と効果を競って評価される制度」です。
審査する人は、申請者と顔を合わせることもなく、書類だけで判断します。
だからこそ、「伝わらない=採択されない」のです。
【失敗例あり】よくある落選理由5つとその対策
① 抽象的すぎる文章で内容が伝わらない
「新しいことを始めます」「地域の課題を解決します」では、内容がぼやけてしまいます。
NG: 地域に貢献するために新しいシステムを導入します。
OK: 高齢者の来店が減っている課題に対して、〇〇という非接触対応レジを導入し、待ち時間を半減させる。
② 根拠となる“数字”がない
補助金は「思い」ではなく、「効果」を評価される制度です。
・導入前後で何がどれだけ変わるか?
・作業時間が何分短縮?
・売上が何%UP見込み?
・何人分の作業を1人で回せるようになる?
③ 書類(見積書・図表・資料)が足りない
金額の妥当性や、導入予定の内容が確認できないと審査は通りません。
- 見積書は1社だけでなく複数あると信頼性UP
- パンフレット・Webページ・仕様書など資料を添付
- 導入予定の設備やサービスが具体的にわかる状態が理想
④ 計画が“ふんわり”している
「いつ・何を・どう進めるか」が曖昧な申請は評価されにくいです。
・月ごと、できれば週ごとのスケジュールを記載
・導入→稼働→効果測定という流れを明記
・「いつ振り込みを受けて、いつ支払うか」も計画に
⑤ 補助金の“目的”に合っていない
補助金ごとに「何を支援する制度か」が違います。
- 省力化補助金 → 業務効率・人手不足解消が目的
- 持続化補助金 → 販路拡大や売上UPが目的
- 新事業進出補助金 → 新分野展開・業態転換が目的
内容は良くても“制度の意図に合っていない”と不採択になります。
【保存版】申請前に見直すべき5項目チェック表
□ 誰が読んでも事業内容が明確に伝わるか
□ 数字や効果の根拠が明記されているか
□ 見積書や導入予定の証拠資料が添付されているか
□ 実施スケジュールやフローが具体的か
□ 補助金の趣旨に沿っているか
さらに採択率を上げるための3原則
- ① Before → After がはっきり見える
導入前と導入後で何がどう変わるかが明確 - ② 数字・図・写真を活用して視覚的に
文章だけでなく、図解やイメージ図もあると読みやすくなる - ③ “第三者の目”で読み直す
商工会・銀行・外部専門家に一度見てもらうのがおすすめ
まとめ|採択される申請書は「丁寧なプレゼン資料」
補助金は「伝え方で決まる」支援制度です。
書類の内容が自分たちにとって当たり前でも、審査員にとってはゼロからの情報。
読者の次のアクション
1. この記事のチェック表で自社の申請書を見直す
2. 足りない資料や数値を補う
3. 必要であれば第三者(専門家・商工会)に添削してもらう
📌 補助金、実は「ミスのせいで落ちる」ケースが多数!
noteで、実際によくある申請NG例10選と、
採択率を上げるチェックリスト付きPDFを配布しています。
初心者でも「どこを直せば通りやすいか」が明確にわかります。
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